3歳の娘AはRちゃんと仲良し。ところが幼稚園に入って間もないある日幼稚園から帰ってくると「Rちゃん、Aにおこっているの。おはなししてくれないの。」いつも優しくおだやかなRちゃんがどうしたのかなと思いつつ「眠かったのかもね」と言っておきました。翌日、帰宅後のA「きょうね、Kくんがおしゃべりできなかったり、いつもせんせいにだっこされているからAとMちゃんが『おかしいね』って言って笑っていたら、Rちゃんが『Kくんはびょうきだから、わらったらかわいそう』って言ったの。だからKくんにごめんねって言ったら、Rちゃんゆるしてくれた。もうKくんのこと笑わないよ。」と。 はっとしました。そういえば入園式の時にちらっとダウン症らしいお子さんを見かけたけれど、同じクラスだったのです。バス登園だったため、よく分かっていなかったのです。 そして、RちゃんはRちゃんのママか先生に教えてもらっていたのかもしれないけれど、Kくんが病気だということを分かっていて、「だから笑ったらかわいそう」と親友のAを含めてお友達を叱ったのです。分かっていながら蔑視するような卑劣な大人もいる中、お友達と同調して笑ったりしないRちゃんに芯のある優しさを清々しく思いました。 |