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自家製ワインの造り方

特別なものは何もいりません。意外と簡単にできるワイン。
私が造ったワインの造り方を紹介します。

ワイン

今年はワインを造るつもりではありませんでしたが、夫が大量にぶどうを買ってきたので、食べきれずにまた造ってみることにしました。

用意するもの:

作り方

1.ブドウを用意します。
赤ワインを作るときには、赤色のブドウを。
白ワインを作るときには、赤、白どちらでもかまいません。

2.それを洗わず実だけをほぐします。(ブドウを洗った場合には、水分が完全に乾くまで1日位置いといてください。)

赤ワイン

3.ブドウを潰し、皮・種・果汁等全てを容器に入れ、軽く蓋をします。

白ワイン

3.ブドウを潰し、果汁のみを絞って容器に入れ軽く蓋をします。

※ブドウの甘みが少ない場合には、発酵しにくいので、この時に砂糖を適当に加えると良いでしょう。(糖分が分解されてアルコールになります)

発酵

置くのは25℃以上の暖かいところがいいでしょう。温度が低いと発酵しにくいかと思います。発酵する事を考えて、容器の上のほうには余裕を持たせます。(入れるのは容器の70%位まで)

蓋は、発酵時に出るガスが抜けるように軽く閉めてください。

赤ワイン

4.一日経つと、発酵によるガスでブドウの皮が押し上げられます。これを 1日2~3回下に沈めるようにかき混ぜます。(これを怠るとカビが生えてしまいます)

白ワイン

4.特にかき混ぜる必要もなくそのまま眺めていましょう。翌日位から発酵が始まり、炭酸ジュースのように、細かな泡が出てきます。

5. 発酵し始めてから1週間位でワインの味になっていると思います。味を見てください。甘口が好きな方は、4、5日でも良いと思います。味を確かめながら、作ってみましょう。 発酵が不十分のようならもう少し置いといてください。

ちなみにロゼワインの場合には、赤ワインの発酵工程で程よく色がついた時に皮や種を取り除いて果汁のみを発酵させるとロゼワインになります。

赤ワイン

6.発酵が終わったら、果汁のみを別の器に移し、冷暗所(冷蔵庫)で保存します。

白ワイン

6. 下に沈んだ白っぽい物が入らないように、別の入れ物(ピンやペットボトル)に移して、冷暗所(冷蔵庫)で保存します。

初めは濁っていたワインも1ヶ月ほど置いておくと、ワインを濁らせていた白い物が沈み、透明な澄んだ液体になります。

ワイン

今回私が作った写真のワイン2つは、同じブドウで作りましたが、左は、ロゼワインっぽく、右は、何と!スパークリングワインのように炭酸の入ったものになりました。発酵途中で蓋をきつく閉めて冷蔵庫に入れておいたら、このようなものができました。

因みに、今回、白ワインの発酵工程で、間違えて蓋をきちっと閉めてしまい、味を確かめようとして蓋を開けた時には、たいへんでした。たくさん振った炭酸ジュースの蓋を開けた時のように、充満していたガスが一気に天井まで水柱を作って吹き上げました。私は、ワインのシャワーを浴びてしまい、作っていたワインの5分の4位失ってしまいました。

今回のワインを造った後の感想

自然の力は素晴らしいですね。今回は、スパークリングワインも偶然にできてしまいました。友達にこの2つのワインの味を見てもらったら、「美味しい!」と感激していました。友達もその後自分で作って、やはり上手にできたようです。

因みに、発酵させ過ぎるとワインビネガー(酢)になってしまいます。義母は同じやり方で酢を作っているようで、私がワインを作っている入れ物を見て、「酢を作っているの?」と聞かれました。