10代からの子育てハッピーアドバイス



10代からの子育てハッピーアドバイス
10代からの子育てハッピーアドバイス
  内容紹介  
『子育てハッピーアドバイス』シリーズの思春期編。
  目 次  

1 10代の子どもに接する10ヵ条


2 見逃さないで、子どもの心の"SOS"


3 子どもの心配な行動や症状の根っこにあるのは「自己評価の低さ」
子育てに、いちばん大切な"自己評価"とは
子どもの心を育てるうえで、いちばん大切なのは何でしょう。
しつけも大事、勉強も大事、しかし、いちばん大切なものは、
自己評価(自己肯定感、自尊感情)といわれるものを、育むことです。
自己評価とは、
「自分は生きている価値がある」
「大切な存在だ」
「必要な人間だ」
という気持ちをいいます。
10代になって、いろいろと心配な行動や症状を出してくる子どもの話を、じっくり聞いていると、最後に必ず、出てくるのは、この自己評価の低さです。(P25より)

4 甘えない人が自立するのではなく、甘えた人が自立するのです
子どもの自己評価を育むために、大人が心がけるべきこと

5 子どもが10代になると、甘えと反抗の行ったり来たりが、とても激しくなる
親よりも友達に依存するようになっていく

6 10代に反抗するのは、子どもの心が、健全に育っている証拠です 
なぜ、「反抗しだしたら一安心」といわれるのでしょうか

7 「肩の力を抜く」「あきらめる」ことも大切
子どもの現実を受け入れると、逆に、子どものよさが見えてくる

8 「どうせ親に話してもムダだから」と言う子が多いのは、なぜでしょうか


9 "いじめ"は、犯人を特定して、厳罰に処するだけでは、解決しない


10 "いじめ"という暴力は、相手を傷つけるだけではなく、
   その人が他の人に相談しようとする力まで奪ってしまう



11 いじめられている人は、決して弱くなんかない
なぜ、親にも先生にも言えないのでしょうか

12 「いじめられている」「自殺したい」・・・
   親には言えない心の叫びを、子どもの変化から、早めに読み取ることが大切
いじめの、SOSのサイン こんな変化に注意しましょう
(1)身体、服装の変化 (2)持ち物の変化 (3)言動の変化 (4)感情の変化
(5)訴え (6)その他 (7)特に気をつけたいサイン 自殺の可能性のある時

13 いじめの相談を受けたときに、絶対に言ってはならない言葉
「そんなのに負けちゃだめだ」
「もっと強くなれ」
「やり返せ」「言い返せ」
「いじめられるお前にも悪いところがあるんじゃないか」
「そんな簡単なことで学校を休むな」

いじめの対応として、時には、学校を休む、という選択肢もあることを、
大人はきちんと伝えるべきだと思います

14 若い命が、これ以上、犠牲になることを、防がなければなりません
本気になって取り組めば、いじめをゼロにすることはできなくとも、半減させることはできるはずです

15 いじめは、学校が、真剣に取り組むべきもっとも重要な問題の一つです
私の考える、いじめの対応は、以下のとおりです
(1)いじめられた本人から、詳しく、実際にあったことを聞く
(2)いじめた本人以外で、周囲にいた人に、片っ端から、実際の状況を聞く
(3)いじめた本人を、呼んで事実の確認をする
(4)見込み捜査は絶対にしない
(5)いじめを認めたら、相手の身になって、よく考えさせ、反省を求める、
(6)ここからの対応が、二つに分かれます
  1.軽い気持ちで、やった場合
  2.わざとやっている、悪質な場合
(7)いじめた子の親に話をする
(8)謝罪

16 生徒同士のトラブルの背景に、子どもの家庭の事情が関係していることが
   あります



17 不登校は、怠け、わがままではなく、心身の正常な反応であり、
   「心のサーモスタット」が作動した状態
学校へ行けなくなった、というのも、子どもの心の疲れが、ある限度を超えてしまったために、心のサーモスタットが作動して、学校へ行けないようにしているのです。
それによって、それ以上、心が壊れていくのを防いでいるのです

読者の皆さんから寄せられた質問にお答えします
Q1 「子どもを信じることが大切だ」といわれますが、理解できない言動が多く、
   どうすればいいかわかりません
「何の理由もなしに、この子がこんなことをするはずがない」と信じる

Q2 どうして、死んではいけないの?
あなたが死んだとき、最もつらい思いをするのは、あなたをいじめた人ではなく、あなたの親です。死ぬ以外にも、必ず解決の方法はあります

Q3 早く死んで楽になりたいと思うのですが、こういう考え方はよくないのでしょうか
「死んだら楽になる」と言う人がありますが、もし本当にそうなら、自殺をする人のほうが賢いことになってしまいます。
そんなことはありえません

Q4 死んでリセットすれば、また最初からやり直せるのでしょうか


Q5 子どもが、いじめの被害を受けないために、親として、どういうことに
   気をつければよいでしょうか?
(1)ふだんから、子どもの自己評価を高めるような関わりをする
(2)何でも親に言える関係を作っておく
(3)子どもの話を聞き、子どもなりの努力を認め、信頼関係を築いておく
(4)注意や叱責の繰り返しは、ある程度の信頼関係を築いたうえでないと、効果がないばかりか、逆にコミュニケーションを断絶させる危険があることを知る
(5)子どもが親に話をしなくなったとき、どうすればいいか
(6)もし子どもが何か相談してきたり、相談したそうなそぶりを見せたりしたときは、時をおかず、しっかり話を聞く

Q6 言うことは全然聞かないのに、お金の要求は平気でしてきます。
   どう対応したものでしょうか


Q7 不登校になった子どもに接するときに、家族として気をつけることは?
疲れている子どもを、これ以上疲れさせない。
傷ついている子どもを、これ以上傷つけない
不登校とは、学校に行かないのではなく、行けないのです

Q8 虐待を受けた人の、心の傷を治すには、どんなことが大切なのでしょうか?


Q9 高校生の娘が、不良とつきあい、外泊を繰り返しています。
   反抗ばかりして、言うことを聞きません


Q10 子どもが、また家出をするのではないかと心配です
子どもを非行や犯罪から最後に守るのは、ルールやしつけではなく、親から大切にしてもらったことから、自然と出てくる、「この親を裏切れない」という心です


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