内容紹介
叱り方に悩むママ・パパは、とても多いのですが、大切なのは「子どもの叱り方を学ぶ前に、まず、ほめ方を学ぶ必要がある」ということです。ほめ方が上手になれば、叱ることが減ってくるからです。 目 次
1. 子どもが幸せに育つために、いちばん大切なこと
たとえお金や学歴がなくても、「自己肯定感」があれば
幸せを感じることができます
人間が生きていくときに、いちばん大切なのは、自己肯定感(自己評価)です。 自己肯定感とは、「自分は大切な人間だ」「自分は生きている価値がある」「自分は必要な人間だ」という気持ちをいいます。
どんなに勉強できても、お金を持っていても、いい会社に勤めていても、自己肯定感が低いと、苦しい人生になります。たとえお金持ちでなくても、学歴がなくても、自己肯定感の高い人は、幸せを感じることができます。(P15より)
2.親からの最高の贈り物
「自分のいいところも悪いところも、みんな受け入れられ、愛されている」 これ1つ伝われば、子どもは輝きます
3.手のかかる子は、とってもいい子です
4.やる気の土台となる 自己肯定感を育む8つの方法
1 スキンシップ
2 ご飯を作る いっしょに食べる
3 一緒に遊ぶ
4 泣いたらよしよしする
5 子どもの気持ちを酌んで言葉にして返す
6 子どもの話を聞く
7 絵本を読む
8 子どもをまるごとほめる
5.子どもをほめる、宝探しの旅へ出よう
今すでにある、いいところ、がんばっているところを見つけていく
6. ほめ方その1 できた1割をほめていけば 子どもはぐんぐん元気になります
7. ほめ方その2 やらないときは放っておく。やったとき、すかさずほめるのがいいんです
8. ほめ方その3 「どうしてこのくらいできなの!」が、 「あら、できたじゃない」に変わる魔法があります
9. ほめ方その4 よその子と比較するよりも、その子が、少しでも成長したところを、
見つけていきましょう
10. ほめ方その5 こんなタイプの子は、時には、失敗をほめましょう
11. ほめ方その6 「ありがとう」は、最高のほめ言葉です
★お金や物を与えるほめ方には、注意が必要です
12.「もっと叱って育てたほうがいいんじゃない?」の落とし穴
叱るより、ほめるほうが有効な理由
1 子どもの心の成長にいちばん大切な、自己肯定感が育まれる
2 ほめることによって、親子の信頼関係が作られる
3 ほめるほうが、叱るよりも、よい習慣が身につきやすい
4 叱りすぎると、失敗を隠し、ウソをつくようになる
5 叱られる恐怖心がなくなったとき、ルールを守れなくなる
13.それは本当に叱るべきことなのでしょうか?
1 まだ、わかる年齢になっていない
2 親にとっては困ったことだが、人に迷惑をかけるほどではないこと
14.よい子に育てようと思ったら、親がまずよいことをしていくのです
15. 叱り方その1 叱るときは、子どもを止めて、目を見て、短い言葉で
16. 叱り方その2 大好き!が伝わるための、3つの大切なこと
1 人格ではなく行為を叱る
2 ちゃんと理由を伝える
3 「〜してはダメ」よりも、「〜してね」
17. 叱り方その3 この一言を添えると、注意を受け入れやすくなります
18. 叱り方その4 「あなた」メッセージではなく、「わたし」メッセージで
19. 叱り方その5 子どもは、言っても言っても同じ失敗をするものです
★ 叱らないで、よくない行動をやめさせる方法
20.どうしてもイライラして叱ってしまうとき
読者の皆さんから寄せられた質問にお答えします
Q1 言うことをきかないのは、私が甘いから?
Q2 片づけができるようになるには、どうしたらいい?
Q3 なかなか寝つかないのが心配
Q4 友達から、いじわるをされている
Q5 乱暴な子には、もっと厳しくしたほうがいいのでは
Q6 子どもがウソをつくように
Q7 ささいなことで、すぐに泣いてしまう
<おわりに>
否定の連鎖から、肯定のリレーへ
<親と子のほのぼのエピソード>
読者の皆さんからの投稿のページです。
<Dr.あけはしの、ホッとする一言>
ついついキレてしまうのは、
それだけ子育てがんばってるからだよね。
完璧なんてできません。
子どもが生まれたときは、親も一年生。
お互い失敗しながら成長していくのです。
子育ては、一人の人間を育てるという、りっぱな仕事です。
そんな大切な仕事をしているという、自信と誇りをぜひ持っていてください。
けっこういい親やってるよ。
子どももちゃんと育っているよ。
毎日見ていると、気づかないかもしれないけれど。
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