あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て

子どもの心にひびく愛ひびかない愛



あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛
あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛

本吉 圓子 (著)
  内容紹介  
落ち着きがない、乱暴、おねしょ、夜泣き、指しゃぶり…。みんな寂しい子どもです。親は愛しているつもりなのに、それが子どもには伝わっていないのです。伝わる愛と伝わらない愛はどこがどう違うのか、実例でわかる本。
  コメント  
本の題名に6歳までの子育てとありますが、小さいときに甘えることのできなかった小学生以上のお子さんを持った方にもお勧めです。是非手にとってほしい子育て本の一冊です。

  目 次  

はじめに ― 幼児にとって"甘え"は食事と同じです

 子育て相談をしていますと、落ち着きがない、排泄の自立ができていない、朝の洗面、着替え、食事がすべてグズグズしている、指しゃぶりがひどいといった相談が年々増えているように思います。それらの相談のほとんどが甘えが足りていないために起こっています。
 お母さんは子どもを愛しているつもりなのでしょうが、子どもは愛されていることに確信が持てていないのです。
 おねしょもグズグズも教室で動き回るのも乱暴な行動も、体での甘えを十分に受け入れてもらうこと、つまりあふれるまで愛をそそがれることによって驚くほど短期間でよくなります。(P2より)

本吉 圓子の3コマ劇場 ― 子ども みーつけた!

1章 子どもの心にひびく愛、ひびかない愛
幼いときほど大切な親の愛

"小さな望み"に応えてあげる
 生まれてから大人になるまで、子どもはいろんなことを親に要求しながら大きくなっていきます。その時々に子どもが望むことに、できるだけ応えてあげるのが親の仕事です。子どもが望むことに親がきちんと応えてあげれば、子どもは決して「困った子」にはなりません。
 子どもが小さい頃に望むことは、「抱っこ」とか、「お外へいきたい」とか、「絵本読んで」とか、「みて、みて」というような、とても子どもらしい、"小さな望み"です。小さい子どもは、親ができないようなことは絶対に要求してきません。親が今、その手ですぐにできることばかりです。(P20より)

子どもが今お母さんに一番してほしいこと

親のしてくれることに子どもは敏感

上の子に10年分の愛をそそぐ

子どもが物を盗むのは、悲しさや寂しさから

時計を買ってあげたら、おねしょが止まった

子どもの心にひびく愛、ひびかない愛

子どもの心を動かすのはモノではない

今してほしいことにすぐに応えてあげたら

本当に子どもが求めているものは ちょっとしたこと

小さい子ほど「みんなといっしょ」がいや

あふれるほどの愛が魅力的な人を作る

子どもが困っているときに寄り添う

たったこれだけのことで子どもが変わる

それは子どもが求めているものですか?

ままごと遊びを軽く見ないで!

一人の人格として真剣に向き合う

子どもは大人をじっと見ている

離婚 ― 子どもはきちっと話すとわかってくれる

夕方のグズグズの解消法

きょうだいげんかの賢い収め方

私が「子どもをしからなくてもいい」というわけ

大人と子どもはこんなに違う

家庭だからできる「遊び食べ」


2章 あふれるまで愛をそそぐとき、子どもが変わる
親の愛が子どもに伝わらない

泣きながら抱きしめたとき、拓也が変わった

「もういいよ」というまでつきあう

心が満たされるとやさしくなれる

まりちゃんが求めていたもの

親の愛が「心の基地」になって

年齢によって違う愛の伝え方

跳び箱では指しゃぶりが直った

親の愛を伝える最高の方法

子どもの最高の喜び

一冊の絵本に没入する体験を

お母さんの支えがあれば子どもはがんばる

子どもが困難にぶつかったとき

その子の"場"を作ってあげる

絵がとし君の心を開いた

子どもの光るところを見つけてあげる

私が出会ったすばらしい保育者


3章 甘え不足症候群の子どもたち
小学5年生でも甘えたい

甘えが足りるとスパッと自立する

動物もかわいがるといい性質に育つ

植物だって小さいときはやさしく

かわいがって育てると、親も本人もあとがラク

「子どもを殺して、私も死にたい!」

愛を伝える一つの方法

なによりも情緒の安定が大切

おねしょをする子はやさしくて感受性が豊か

おねしょのふしぎ

子どもはおしっこで訴える

朝のグズグズも甘え不足症候群

添い寝で寝ぼけが直った!

みんな抱っこが足りない

おもらしも甘えたい気持ちのあらわれ

指しゃぶりは一日で直る

「よい子」のストレスで寝ぼけや脱毛に

学級崩壊の芽はこんなところに

できないまま放っておくのが愛情でしょうか?

やったらできる、できたらうれしい

「好きなことだけやる」では人間が育たない

心を病んだお母さん

一度もしからないで 3人の子どもを育てたお母さん

子どもに両手をついてあやまったお母さん

あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛
あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛

本吉 圓子 (著)



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