自動車保険金は出ないのがフツー (幻冬舎新書)

自動車保険金は出ないのがフツー (幻冬舎新書)
自動車保険金は出ないのがフツー (幻冬舎新書)

著者: 加茂 隆康
発行: 幻冬舎
 内容(「BOOK」データベースより)
交通事故の被害に遭ったら、治療費や休業損害は、相手の自動車保険金からすんなり出ると誰もが思っている。しかし、現実には出ない。バイク転到で両脚を切断しても、「故意」に起こしたとして、損保は支払いを拒む。保険金の支出を彼らは「損失」と呼ぶ。支払いを渋り、利益追求に腐心する損保。泣かされる被害者。その不払いの実態と狡猾な手口とは?正当な賠償金を獲得するにはどうすべきか?経験豊富な交通弁護士が、保険金を出させる方法を超実戦的に解説。

 目 次 

プロローグ

第一章 「不払い」こそわがポリシー
跳びはねるタイヤ/予想だにしないA損保の回答
(P14〜15より)
A損保から届いた文書を目にしたとき、立原さんは怒りで手が震えたと言います。その文書は、車両保険金の支払不能を通知していました。
「タイヤは道路上を跳んできて、立原様のお車にぶつかったのではありません。ワゴン車からはずれたタイヤは、事故当時、道路上に寝ていたと推定されます。静止していたそのタイヤに立原様のお車が乗り上げたのです。立原様は前方不注視の過失があったと、弊社では考えております。」
怒り心頭に発し、立原さんはA損保の担当者に猛然と抗議しました。しかし担当者は馬耳東風で前記の理由を繰り返し、保険金の支払を拒否しました。


工学鑑定による立証/訴訟でのA損保担当者の証言/一審の全面勝訴から控訴審へ
高裁での和解/盗難事故/N損保の回答/法廷での攻防/遅延損害金までケチる
バイク転倒/支払不能通知/治療費の支払いストップ/接骨院を冷遇しようとする損保
「中止」の診断の悪用/会社役員の休業損害/商売上の秘密情報を開示せよ
泣き寝入りを待っている/自賠責・後遺障害保険金/被害者のヴィジョン


第二章 極秘社内指令 保険金は出すな、泣き寝入りさせろ
秘書応募者の語る損保の体質/保険の自由化がもたらした出し渋り/懲りない不払い
だまる被害者・うるさい被害者/太っ腹な課長・小心な課長/損保側弁護士のがむしゃらさ
若手とベテラン/損保側弁護士のとる究極の一手/被害者の苦情を封じようとする作戦
ときには被害者の言動が不払いを招く/治療の引き延ばし/新車を買って返せ
恐い目に遭ったサングラス


第三章 どこまでは出て、どこを越えると出ないのか
むち打ちは一ヶ月、三ヶ月、六ヶ月が目安/同意書にもとづく医療調査/
主婦の休業損害は一日一万円弱が当然/入通院(傷害)慰謝料の正当な基準
自賠責保険金の限度額を定番とする損保の悪辣さ/示談後の来訪/はめられたー
評価損も出ないのがフツー/物として扱われるペット/出る保険金もある
保険金が払われない場合をチェック


第四章 きちんと出させるには「出るとこへ出る」
力の差を知る/戦略の差/圧倒的な経済力の差/弁護士のみつけ方
専門外の弁護士/なぜ交通事故弁護士は少ないか/損保側弁護士と地方の問題
地方の被害者の疑心暗鬼/敵に塩を送る/内部規定で払わない弁護士費用
弁護士をつけると損保の態度が変わる/出るとこへ出る/交通事故紛争処理センター
日弁連交通事故相談センター/慰謝料を弁護士会基準より値引きしがちな日弁連の矛盾
紛セと日弁連とどっちが得か/民事調停はご近所のご隠居的
やみくもに調停に申し立てる損保側弁護士


第五章 もっともっと徹底的に出させる超絶訴訟戦略
弁護士の選択/自賠責保険金を先取りするかしないか/年五%の遅延損害金の付加
和解における「調整金」/被害者の経済状態が決定要因/自賠責への時効中断
加害者が悪質な場合の慰謝料の増額/兄弟姉妹の慰謝料/逸失利益の考え方
県立高校の教師のケース/主夫の逸失利益/女子年少者の逸失利益/顔の傷の男女差別
男は顔の傷の一つや二つでガタガタ言うな/顔の傷は減収をもたらすか
損保側医師による意見書/被害者のとる次への的確な一手/
国税調査官並みの税理士の調査/ビデオ撮影の技術/同一の車を使っての実験映像/
ナレーションを練る/夜の現場撮影/反論を封じるDVD/和解が判決か/
和解決裂から判決へ/金額に差がでる和解と判決/和解するメリットは何か/
注意すべき既払金の計算/損保の都合で和解を先送りする場合の「調整金」


第六章 落とし所を知れ、あるいは弁護の品格
因果な商売/退くときは退く/落とし所を知れ/類は友を呼ぶ/損保側弁護士の報酬のからくり
司法研修所を出てホームレス/初回の提示580万円、二回目ゼロ回答
K弁護士からの丁重な謝罪/重傷事故では訴訟まで視野に入れる
立証責任五分五分論/闘わずして勝つ

エピローグ


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