NHKのクローズアップ現代「変われるか 交通事故捜査」について

2004年2月19日、NHKで放送のクローズアップ現代「変われるか 交通事故捜査」を途中からですが、見ることができました。

交通事故で被害者が重体になり、目撃者が4、5人いたのにもかかわらず、警察は、加害者だけの供述を信じたそう。真実を知りたかった、被害者の家族の方が、目撃者の協力を基に、独自に現場検証を行い、その結果をまとめて、検察庁に上申書を提出。そして、警察は、実況見分のやり直しを行い、その結果、加害者の供述とは違う事実が明らかになり、事故から1年10ヵ月後、加害者の起訴に至ったそうだ。

自分達で現場検証を行ったご家族の声「どうして私達がこんなことをしなくてはいけないのか・・・?」。その言葉に、テレビを見ながらうなずいていた経験者の方も多いと思います。私もそうでした。

多数いた目撃者の証言よりも、加害者の供述を信じるのは、素人目から見ても、おかしいと思うのは当然であり、警察の捜査に問題があるのはもちろんのことですが、その捜査の裏で、何者かの作為が絡んでいるような気がしているのは私だけでしょうか?

そして、多くの被害者から、捜査に対する不信の声が上がっている事態を重く見た警察庁では、科学的に事故の真相を明らかにする為の、警察官の研修を始めているそう。やはりプロとして、ブレーキ痕や車の傷、へこみ具合などで、その時のスピードやどのように走ってどのようにぶつかったのかを知ることができれば、加害者の嘘に騙されることもなく、事故で重傷を負ったり、亡くなってしまって、事故状況を話すことのできない被害者も報われます。
これからの警察の科学的捜査に期待します。

「ドライブレコーダー」の話もありました。
これは、車内の前に設置して、走行の様子を記録する機械で、事故時の衝撃の12秒前から映像を記録するそうです。20社のタクシー会社で使われているそう。実際事故に遭った時の映像も映され、そのうちの一つは、前方斜め左を走っていたバイクが、突然、陸橋の柵に激突し、タクシーの前に横転、轢いてしまったというもの。もし「ドライブレコーダー」がその映像を記録していなければ、タクシーが追突したということで、運転手が過失を問われていることになったかも知れません。「ドライブレコーダー」の記録により、無過失が証明されたことと思います。

もう一つは、タクシーが青信号で交差点を進入したところ、左から信号無視してきた車にぶつけられたというもの。その時も、「ドライブレコーダー」が、タクシー側の「青信号」、相手側の「赤信号」までもはっきりと映しています。とても画期的な機械で、発明した人は偉い!と思ってしまいました。

値段はいくらかは言ってなかったと思いますが、こういう機械が、どんどん普及するといいな、と思いました。

2004年2月20日