見舞いにも来ない加害者に対してやるべきこと

交通事故で、怪我をさせられ、また、亡くなっても、お見舞いや謝罪にも来ない加害者がいる、とよく聞きます。このような加害者は、処罰されて当然と思うのが普通ですが、今の日本の法律では、交通事故での加害者の処罰は軽く、ひき逃げでも不起訴という話も見かけたことがあります。そうさせない為には、告訴状や上申書を提出するなどして、自分達でやらなければいけないことがあるのです。


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1.告訴状の提出

必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者は、「業務上過失致死傷罪」(刑法第211条)、、飲酒運転や、赤信号等を殊更無視し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度等の悪質・危険な運転は「危険運転致死傷罪」(刑法第208条)になります。加害者が、悪質、または危険な運転をしていて、誠意や反省の色もないのであれば、告訴するべきと思います。

2.上申書の提出

告訴するほどではないが、誠意のない加害者に対して、厳重に処罰をしてもらいたい場合は、上申書を提出するべきです。まだ書類が警察にあるなら警察署長宛に、検察庁に送致されているのなら、その事件番号を警察から聞き(担当検察官が誰かを問い合わせるのにその番号が必要)、担当検察官に提出します。
そして、その時に、始めに警察に提出した診断書に記載されている「全治するまでの期間」より、実際の治療が長くかかっている場合には、新しい診断書を書いてもらい、これを添付しましょう。なぜなら、加害者の処分は、診断書に書いてある、「全治するまでの期間」により、けがの程度を知り、処罰が決められているからです。被害者ホットラインに電話した時にも、「新しい診断書をどんどん送るように」と言っていたので、加害者を厳重に処罰してほしい場合には、新しい診断書を送るべきでしょう。
始めに医者が書く診断書は、全治までの期間が短く書かれるので、加害者は軽い処分か、処分なしということにもなりかねません。
行政処分は、刑事処分より早く出てしまうので、早めに行動するといいでしょう。

上申書の書き方の例

3.不起訴になった加害者に対しては

検察審査会に、不起訴不当の申し立てをします。検察審査会とは、選挙権を有する国民の中から選ばれた11人の検察審査員が、検察官のした処分が正しかったかどうかを審査する機関です。
検察審査会は、全国に201か所あり,地方裁判所と主な地方裁判所支部の中にあります。審査の申立てや相談には,一切費用が掛かりません。

東京都には、東京第一検察審査会と、東京第二検察審査会があります。
所在地  千代田区霞ヶ関1-1-4 (電話 3581-5411)

裁判所|検察審査会