当て逃げ、ひき逃げに遭っても、警察に犯人を見つけてもらえずに、悔しい思いをしている方は、結構多いかと思います。
このページでは、当て逃げとひき逃げに遭った時の対応について考えてみたいと思います。

ひき逃げ(救護義務違反)罰則:5年以下の懲役又は50万円以下の罰金(第117条)
当て逃げ(報告義務違反)罰則:3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(第119条1項10号)

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もしも、当て逃げ、ひき逃げに遭ったら・・・
〜対策と対応について考えるページ〜

<当て逃げ対策>

当て逃げで多いのは、駐車中が一番多く、後は対向車が車線をはみ出して来て接触、信号待ちの時に追突などでしょうか。


1.外出して、車を駐車する時には、なるべく見えるところに駐車する。
2.すでに駐車している車が出やすいように駐車する。
3.見えないところに駐車しなければならない時には、当てられた時の為に、前後左右の車の写真を撮る。またはナンバーを控えておくなどする。
4.運転中は対向車にも注意を払い、狭い道ですれ違う時には、自分は停車する(万が一事故になっても、止まっていれば、過失はゼロです。)。
5.交通事故発生マップで事故の多い場所を調べておき、その場所では、極力気をつける。または、別の安全な道を選んで走るなど、とにかく事故に遭わないように注意する。

<ひき逃げ対策>

1.車道を歩かないようにする。(歩道を歩く。)
2.歩道がなく車道を歩かなければならない時には、右側を歩く。(左側を歩くと、車は左側を走るので、車に背を向けることになり、危険。右側を歩けば、右側を走る車は前から来るので、お互い見ながら通り過ぎることができ、後ろから逆走してくる車がいない限り、この方が安全かと思います。)
3.人通りの多い道を選んで通り、夜道を歩く時には、明るい色の服を着るなど、とにかく車に轢かれない様に注意する。

もしも、当て逃げ、ひき逃げに遭ったら・・・

1. すぐに車のナンバーを暗記し、車種車の色などをよく見ておく。暗記できなければ、メモを取る。(筆記用具を常時携帯しておくといいでしょう。カメラやカメラ付携帯などあれば、写真を撮るなどする。ナンバーに関しては写真に写るかどうかは分からないので、目で確認したほうがいいでしょう。)

2. 当て逃げやひき逃げでは、現行犯逮捕が一番のようです。
すぐに110番に電話をして、逃げて行った方向、車のナンバー、車種、車の色などを伝えて、追跡してもらいましょう。また、現行犯なら、自分でも逮捕ができます。(刑事訴訟法 第二百十三条 現行犯人は、何人でも、逮捕状なくしてこれを逮捕することができる。)

3. 逃げられてしまった場合、昔は車のナンバーを覚えていれば陸運局で簡単に車の所有者を調べることができましたが、今は自動車窃盗や恐喝等の悪用の防止や、個人情報保護の観点などから、自動車登録番号の他に車台番号の明示が必要になりました。ただ、以下の場合を除いて、自動車登録番号だけでも登録事項等証明書を請求できるようです。

○ 私有地における放置車両の所有者・使用者を確認する場合 当該車両の放置状況が判る図面、車両の写真及び放置日数等を記載した書面を提出して頂くことにより、放置車両の状況を確認させて頂きます。

○ 裁判手続きの書類として登録事項等証明書が必要不可欠な場合 当該車両が裁判手続きに確実に関係していることを証する書類として、債務名義等の公的書類の提出又は提示(公的書類が存在しない場合は申立書の提出)をして頂きます。

登録事項等証明書の交付請求方法の変更について

ナンバーを全部覚えていない場合には、警察署のコンピューターで該当車を検索することができるようです。管轄地域と4桁の数字、車種、色までが分かれば、体験談などのページを見た限りでは、かなりの数まで該当車を絞ることができ、警察が見つけてくれる可能性は高いと思います。ひらがなの部分だけが分からないというのなら、ほぼ、見つかるのではないかと思います。

警察官が「50音が分からないと探せません」と言っているのなら、該当車が何台あるのか聞いてみましょう。
ナンバープレートの雑学
を見るとかな文字による区分は下記のように行われているようなので、

○事業用:あいうえかきくけこを
○自家用:さすせそたちつてとなにぬねのはひふほまみむめもやゆらりるろ

全部のかなが使われていたとしても、
事業用の緑色のナンバープレートだったなら10台

自家用の白色のナンバープレートだったなら29台に絞れるし、
さらに車種が分かっていれば、1台から数台に絞れるのではないかと推測されます。

物損事故の当て逃げや軽症のひき逃げなどの場合では、警察があまり動いてくれない場合もあるようですが、損害賠償の請求をするにしても、相手が見つからないとできないですから、何とか警察に探してもらいましょう。また、自分で探す努力も必要です。

警察官の対応に、疑問、不満を感じた方は、その警察官の対応を記録し(メモを取るか内緒で録音する)、所属、名前などを聞いておきましょう。警察署に苦情の申出をしましょう。

東京都公安委員会 苦情申出制度

当て逃げ、ひき逃げ犯などの目撃情報提供の呼びかけは、

当て逃げ情報ちゃんねる(事故調査掲示板)
当て逃げ情報サイト(携帯版)

などの掲示板があります。
当HPでも、交通事故助け合い掲示板(携帯・PC兼用) に書き込んでください。
書き込む時には、件名に事故のあった場所を、 内容には事故のあった日時、場所、状況、車のナンバー、車種、色、運転手の年齢、性別など、分かるところまで書き込むといいでしょう。


ひき逃げにあった時の損害賠償の請求先
  
〜政府保障事業制度について〜

 ひき逃げ事件で加害者が判明しない場合や、相手車が有効な自賠責保険をかけていなかった場合、また、相手車が盗難車で自賠責保険の適用を受けられないときは「自動車損害賠償保障法」によって保険金を被害者が独自で請求できる「政府保障事業制度」があります。
保障される損害の範囲および、限度額は自賠責保険の基準と同様で、傷害の場合は最高120万円まで、後遺障害の場合は、等級によって75〜4,000万円まで、死亡の場合には最高3,000万円までです。過失相殺が適用されるなど、自賠責保険とは異なる点もあるので、注意してください。
政府の保障事業の請求は、自賠責保険を扱っている損害保険会社で受け付けています。
参考HP 目撃者のいないひき逃げ事故にあったら