自動車保険の落とし穴 (朝日新書)


自動車保険の落とし穴 (朝日新書)

自動車保険の落とし穴 (朝日新書)
 内容(「BOOK」データベースより)
「十分な保険金が出ない」、「保険証券を取り上げられた」…。被害者から悲痛な声が上がる一方、儲からない特約は会社側の都合で知らぬ間に姿を消す。自由化を突き進めた10年がもたらしたものは何か。気鋭のジャーナリストが業界の「体質」を問い、「万が一」の時に備えた知恵を伝授する。

 目 次 

序章 なぜ自動車保険を疑うのか

食品の「偽装」より悪質/過剰に徴収されていた二輪の自賠責保険料/
飲酒ひき逃げ死亡事故で死亡保険金ゼロ?/自動車保険を知ることの大切さ

第1章 自由化10年がもたらしたもの
「不払い」は付髄的保険金が大半だったが…/金融担当相の的確な指摘/
「自由化」が進んだ理由/100を超える特約、競争の果てに/リストラと業界再編/
損保協会の見解/最大の弊害/本書の構成

第2章 最低限知っておきたい自動車保険の基礎知識
任意保険は絶対に必要/任意の自動車保険とは何なのか?/
自賠責では車の修理代は一切補償されない/若いドライバーには厳しい「年齢条件」/
自動車保険は基本的に4種類の商品のセット販売/対人賠償保険は必ず「無制限」で/
対物賠償保険も「無制限」が安心/過失相殺分をカバーしてくれる人身傷害補償保険/
ドライバー自身も守ってくれる搭乗者傷害保険/
無保険者傷害保険は対人をかければ自動的に付加される/
自損事故保険も自動的にセットされる/保険料を節約するなら車両保険をはずすしかない/
各種特約、どう変わったかを確認しよう/無事故を続ければ保険料は安くなる/
運転者限定特約で保険料オフ/外資系のリスク細分タイプはなぜ保険料が安いのか
第3章 これが「落とし穴」の実例だ!

 1 取り上げられた保険証券
「告知義務」を怠ると…/保険を勝手に取り消された?/食い違う主張/契約確認の重要性
 2 「おすすめ契約」は信じられるか?
「お客様優先」か「社内事情優先」か/搭乗者傷害保険に新タイプが登場すると…/
赤字商品は売らない?/赤字続きで保険そのものを廃止する損保も
 3 支払い基準がまちまちだった「人身傷害補償保険」
損保会社が違っても約款はほぼ同じ/「過失相殺額を補填するものではない」/
国内損保に見解を質すと、あいおい以外は「保険金が出る」/2ヶ月後に6000万円支払い/
「自動車保険の知識が乏しい弁護士も」
 4 再現シミュレーションで突然現れた「壁」
複雑でわかりづらいがゆえに…/事故車の損傷箇所が合わない?/夫が残した最後の言葉/
自賠責を請求したら「お支払不能」/最新ソフトによるシミュレーション結果/
ドイツで判明した「隠れWALL」の存在/大手損保の担当者も「排斥されるべき書証」/
「停止位置を強制」させた理由/高裁審理で争点に
 5 重大事故ほどご用心、損保会社の究極の「払い渋り」
「払い渋り」が生まれる構造/いきなり告げられた「100対ゼロ」
「もはやリハビリは必要ない」「福祉車両もいらない」/余命年数を短くしようとする傾向/
費用がかかるので在宅介護を認めたがらない?/「憲法の基本的人権を無視する主張」/
「払い渋り」に勝った実例
 では、「植物状態の被害者は早く死ぬ」「植物状態の被害者にリハビリは必要なし」などとする主張で、損保会社は過去にいったいどのくらいの「損害」(被害者への賠償金)を支払わないで済んできたのでしょうか。
 「払い渋り」の実態を知れば知るほど、そのことに思いを致さざるを得ません。被害者の方々は、損保会社の主張に疑問を感じるのなら正々堂々と裁判に訴えるべきです。
 そういう方々に勇気を与える事例を、いくつか紹介しておきましょう。損保会社による「払い渋り」に猛然と立ち向かって裁判を行い、損保側の低い提示額を大幅に上昇させたケースです。前出の「交通事故後遺障害者家族の会」などの被害者団体や「弁護士ネット」が依頼者に協力して勝ち取ったのです(判決や決定だけでなく、和解もあります)。(P151より)

第4章 元示談交渉人が明かす「損保の体質」
テレビドラマのモデルになった元損保社員/示談交渉「裏マニュアル」の中身/
「民法に行き着く前にまとめる」/「ゴネる」被害者を黙らせる技術/「損害を抑えると表彰される」/「査定部署にもノルマがあります」
第5章 自動車保険の賢いかけ方
「契約内容確認書」を甘く見てはいけない/必須チェックポイント10ヵ条/
「約款で」読んでおいた方がいい部分/軽い物損事故なら保険は使わない手も/
スクーターを持っている人にはファミリーバイク特約がお勧め/
ひき逃げ事件急増、備えられるか?/ペーパードライバーには「ドライバー保険」が安心/
2台以上車がある人は「複数所有自動車割引」を
終章 泣き寝入りしないために
できる限りの「証拠保全」が鉄則/ドライブレコーダーをつけておくことも一考を/
「人は嘘をつくが、車のキズは嘘をつかない」/「対人保険は自賠責に一元化せよ」/
「被害者は加害者を選べない」からこそ

自動車保険の落とし穴 (朝日新書)

自動車保険の落とし穴 (朝日新書)


自動車保険を見直すページ