ブラックトライアングル



ブラック・トライアングル―温存された大手損保、闇の構造
ブラック・トライアングル―温存された大手損保、闇の構造

著者:弁護士法人サリュ 代表 谷 清司
発行:幻冬舎メディアコンサルティング
  ブラック・トライアングル/   目 次  

「はじめに」より

「損害保険会社、自賠責システムを担う国、そして裁判所、この3つが我が国の交通事故補償を運用し、取り仕切っているのだが、被害者を救済するべきこれら3つの機関が、実は交通事故補償の大きな壁となってたちはだかっているのである。」

第1章 これが交通事故補償の実態だ

交通事故補償の流れと仕組み
八方ふさがりの被害者たち
後遺障害認定のお粗末さ
医師の問題点
裁判所の問題点

第2章 「払いたくない」保険会社の手口を暴く

症状固定を急ぐ彼らの手口とその狙い
治療費打ち切りで悲鳴を上げる被害者たち
休業損害算出のでたらめさ
「被害者はウソつきである」という前提
治療費打ち切りと休業損害の打ち切りで、被害者を兵糧攻め
示談代行でまさに意のまま
二次被害に遭う被害者たち
物損補償のお粗末さ

第3章 後遺障害補償が抱える問題点

後遺障害の補償の2つの柱
損害保険料率算出機構の成り立ちと問題点
後遺障害の等級について
12級と14級での補償額に大きな差が!
12級と14級の要件と、その矛盾
ムチ打ち症自体の解釈の難しさ
難治性のものへの対応がずさんな補償制度
事例に見る後遺障害認定の難しさ
医師を巻き込んでの等級認定

第4章 日本の保険制度のカラクリと問題点

自賠法と自賠責保険の成り立ち
保険者は結局民間の損害保険会社に
後遺障害算定の基準は戦前の工場法
等級表自体の持つ矛盾
示談交渉を保険会社が一手に引き受ける矛盾と弊害
保険会社と日弁連の覚書

第5章 問題だらけの交通事故裁判

硬直化した交通事故裁判
なぜか自賠責の等級に縛られる裁判所
帳尻合わせとその場しのぎの裁判
交通事故で嗅覚を失った青年の話
損害額の精算
裁判所の第一次和解案
裁判所の第二次和解案
ライプニッツ係数の魔法と法定利率
様々な減額手段
加害者の主張を鵜呑みにする裁判とは?
被害者側に落ち度があるのか?
被害者側の事情を考慮しない裁判所
裁判官の官僚化が司法を蝕む

第6章 今後の交通事故損害賠償のあり方

求められる透明化
損害保険料率算出機構の構成を明らかにする
被害者にも開かれた等級認定にする
損害保険料率算出機構の組織を中立・公正なものに
未解明分野に関しての原因究明を徹底せよ
後遺障害の等級表を細分化する
生活利益の補償を考慮するべき
捜査情報の利用を認めよ
医師との協力体制の構築
裁判所の効率主義を正せ

あとがき

自賠責保険後遺障害等級表


ブラック・トライアングル―温存された大手損保、闇の構造
ブラック・トライアングル―温存された大手損保、闇の構造


自動車保険を見直すページ