『ひき逃げ事件簿』

『ひき逃げ事件簿』(2)

           Aは被害者・著述者,Bは加害者

C会社はトラック保有者・B使用者

B・C会社の本件(ひき逃げ)事故の認識

1 同日時、同幹線、上り第1通行帯を渋谷方向に向かって進行していたところ、前方をスクーター(A車両)が走行しているのを確認したため、右ウインカーを出して第2通行帯に車線変更し、同橋の中央付近でスクーターを追越した。

2 次いで、Bは左バックミラーでスクーターを確認し、左ウインカーを出して第1通行帯に車線変更した。追越し後、Bは左バックミラー後方に、転倒することなく走行を続けるスクーターを確認している。

3 トラックは同橋を渡り終え側道に入ったところで、赤信号で停車し、渋滞のため赤信号3回分(7分以上か)停車していたが、その間にAから声をかけられたりすることは全くなかった。

4 Aはトラック登録番号だけでなく車体脇に記載された社名を認識していたとのことだが、もしそうだとするとAは停車中のトラックに追いついていたはずである。Aは傷をおして追跡し、登録番号を警察に通報したと主張するが、ならばなぜその場でBに声をかけて抗議することなく警察への通報のみを手際よく行ったのか不自然である。

5 以上より、本件事故自体が発生していないのである。
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 『ひき逃げ事件簿』(1)

Aは被害者・著述者、Bは加害者

  
本件(ひき逃げ)事故の態様

1 平成15年7月〇〇日、A運転の原動機付自転車(車幅0.63メートル 以下「スクーター」という)は国道〇〇〇号上り車線、第1通行帯左側端を時速約30キロ(速度超過取締重点地区)にて渋谷方面に向かって走行していた。かかる道路は片側2車線、幅員7.75メートルの見通しの良い直線道路であり、本件事故当時、前方を妨げる工事あるいは駐停車車両等の障害物はなかった。

2 〇〇〇橋上の歩道・ガードポール設置道路にて、同車線後方よりB運転の事業用大型貨物自動車(車幅2.49メートル、車長11.99メートル 以下「トラック」という)が接近して来たため、Aはできる限り道路左側端に避譲して走行させ危険回避の措置をとり、トラックの追抜きを促した。

3 ところがトラック運転Bは、前方、左右の交通状況を注視して安全を確認した上追抜くよう細心の注意を払い、事故の発生を未然に防止すべき業務上の注意義務があったにも拘らず、これを怠り先行すべく、スクーターとトラックとの間隔を十分保持せずまま無謀な追抜きを開始した。

4 その結果、トラック左前部をスクーター右側ハンドル・サイドミラー(ゴム・プラスチック加工)に衝突させたことにより、Aは走行の安定を失い、道路左側の近接したガードポールに左膝関節部を接触させ、その反動から路面に投げ出される格好で転倒し、右前腕部および頭部等を強打した。幸い後続車は第2通行帯へと進路変更を行ったため、二次事故は防がれた。

5 だが事もあろうにBは本件事故に構わず逃走した。10殿膩寝瀛自動車であるため、接触に気付かなかったという事ではなく、Bは本件事故を十分に認識していながら、自己保身から逃走した事は本訴後、明らかとなる。

6 転倒負傷したAは何が起きたのか把握できずにいたが、本件事故発生と逃走するトラック後方だけは確認できた。Aは何とか起き上がりスクーターを引き起こし、エンジンが稼動したので走らせた(かかる道路は駐停車不可能なため)。

7 スクーターは、右ミラーホルダーがネジ山ごと飛ばされていたし、前輪スポークは変形し正常な走行ができなくなっていた。後にエンジンもかからなくなった。

8 幸いトラックは、本件事故現場から約1キロメートル離れた側道の信号渋滞車後尾に停車していた。

9 よってAはスクーターをトラック後方に停車させ、降車し歩み寄った。トラック登録番号と車体に記載されていたトラック所有運送会社名を目視し、トラック運転手を確認しようとしたが、前方の信号表示が赤から青へと変わったので、Bは慌ててアクセルを踏み込み、再び逃走した。

10 Aは止むを得ず、本件事故発生を110番通報し警察の指示を仰いだ。
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